[[Top]] 資料室 書籍のコード化処理は、書籍を間違いなく特定する為に行います。 各店バラバラの入力状態の中では、入力データーのバラツキが発生しますが、 これを避け、共通仕様にすることにより、データーを共有していく為に行います。 例えば、古書店目録の入力例でいうと、 「文芸春秋」「文藝春秋」「文春」は同じ出版社ですが、この様に入力が異なると、 コンピュータは、異なった出版社として扱ってしまいます。 古書Projectでは、書籍のコード化処理を導入することにより、正確で高速な検索や分類、入力の簡素化を実現していきます。 (2006年末現在340万点以上の書誌データを収集保持していますのでこれを順次古書Project用に変換処理し、提供していく予定です) ---- 書籍コードには「領域を表すコード」と、「書籍を特定するコード」があります。 又、コード化は、歴史的に出版社・公立図書館・大学図書館がそれぞれ独自に行ってきましたから、これらが混在した状態になっています。 (残念ながら、古書業界ではこの様なコード化の試みは過去行われた事がありません) 古書Projectでは、可能な限りこれらを吸収・統合して利用するようにしていきます。 -出版社が行っている現在のコード化 領域を表すコード…Cコード 書籍を特定するコード…ISBNコード -図書館が行っている現在のコード化 領域を表すコード…NDC 書籍を特定するコード…全国書誌番号等 ---- 出版社がこれ迄に行ってきたコード化による分類 -《Cタイプ書籍》 1983年以降出版されている書籍には、CコードとISBNコードが付記されていますから、 これをベースに使います。これを用いることの出来る書籍をCタイプ書籍と呼ぶことにします。 -《Bタイプ書籍》 1983年以前の書籍には、日本書籍出版コードが使われていました。 これを用いる事の出来る書籍をBタイプ書籍と呼ぶことにします。 -《Aタイプ書籍》 古書にはコードの無い書籍も多数あります。 これらをコード化処理する必要がありますが、この方法は、全く独自に行わなければなりません。 この様な書籍をAタイプ書籍と呼ぶことにします。 ---- [[コード誤り]]…謝ったコードが印刷された書籍